トラタカ瞑想とは？

トラタカ瞑想は、サンスクリット語のトラタカ（Trataka)、「凝視する」という言葉に由来しています。ある一点を、まばたきせずに凝視し続ける瞑想の技法です。

瞬きせずにある一点を凝視していると、目が熱く感じたり、痛く感じたり、涙が出てきます。涙が出ているのをそのままにして凝視をし続けると、通常の「見る」という視点から、「俯瞰して見る」という新たな視点が浮かび上がってきます。表面的に見えている体験から、その奥の本質と出会うために創造され、発達してきた瞑想法です。

また毎日続けることにより、今まで気付かなかったものに気付きだしたり、理解できなかった物事が、理解できるようになったり、様々な変化が表れるでしょう。

まるで今まで見えていなかった別の世界が開かれていくように感じるかもしれません。

トラタカ瞑想の作用

・目の浄化

・アジュナチャクラの浄化（第三の目と言われる）

・集中力の上昇

・心の落ち着きを取り戻す

・不安の解消

・疲労回復

・頭がすっきり、はっきりする

・自律神経の調整

・安眠効果

瞑想の時のコツ

瞑想をするときは色々考えてしまい、なかなか自分に意識を向けるのが難しいという方に、特におすすめなのがこのトラタカ瞑想です。

炎を見つめることに意識を向けることで集中しやすい状態になります。なるべく瞬きをせずに炎を見つめ続けていくことで、今のこの瞬間に意識を向けます。様々な不安や悲しみ、怒りといったネガティブな感情からも解放され、疲れた心をリセットすることができます。

何か思考が浮かんだ時、それを否定する必要はありません。心が思考に捉われていた、そのことに気が付けたのは大きな第一歩。とても素晴らしいことです。

ですのでまた新たに炎を見つめてみましょう。炎には浄化の作用があります。ただ見るだけで大丈夫。

何度でも目の前にある炎に戻ってきましょう。